Cross Talk | 若手同期座談会

世界中の「産業」を動かす最前線で、 同期の絆を支えに、 挑戦し続ける若手社員たち

同期同士の絆の深さは、メタルワンの特徴の1つである。ここでは、2020年入社の若手社員3名が集まり、仕事や会社に対して感じていること、そして、同期や先輩・後輩社員との関係などを語ってもらった。

PROFILE トークメンバー

住商メタルワン鋼管株式会社*
鋼管BU(出向)
九里 遼太 Ryota Kunori
2020年入社
財務部 外為ユニット
青木 秀平 Shuhei Aoki
2020年入社
グローバル事業部
海外自動車・電機BU
海外電磁鋼板課
李 東根 Lee Donggeun
2020年入社

*2019年に住友商事グループとメタルワングループの
国内鋼管・配管事業を統合し誕生
※掲載内容は取材当時のものです。

TALK THEME

三者三様、
それぞれの
活躍の様子

みなさんの
業務内容を教えてください。

私は、国内外のお客様に向けて電磁鋼板という商材を取り扱っています。電磁鋼板とは、主にモーターなどに使用される鋼材で、家電製品をはじめ、最近は電気自動車などで多く使用されています。まさに、ホットな商材だけあって、既存のお客様との取引に限らず新規顧客の開拓にも積極的に取り組んでいるところです。

青木

李君の担当は、国でいうとどの辺りになりますか?

入社1年目は日本国内や東南アジア、中国のお客様を担当していて、2年目からは加えてメキシコ・ヨーロッパ全般も担当しています。そのため、お客さんの元へ足を運ぶ機会が多く、海外出張も多いです。九里君も出張することが多いですよね?

九里

そうですね。私は現在、メタルワングループの住商メタルワン鋼管株式会社で建築業界向けの設備配管を扱っています。主に、二次卸業社のお客様に商品を販売しており、加えて建設現場における最新情報の収集を目的とした委員会活動にも、事務局として従事しています。お客様が商品を納入する先は建設現場となりますので、「いつ・どこで・どんな」建設物ができるか、また「どの」企業・キーパーソンが建設工事を手掛けるかといった情報を、メタルワンが収集しお客様に提供することを行っております。なので、その為に国内の建設現場を巡り、最新の建設動向を掴もうとしています。

青木

ビジネスに於いて、「情報」や「繋がり」が大切になるわけですね。私は、財務部に所属しており、トレードファイナンスの決済業務を遂行しております。これは貿易営業をするにあたって重要な役割で、二人のような営業が取りつけた商売の代金を回収し、会社の利益に繋げる役割です。取引相手の国によっては、不測の事態が発生する可能性があり、そうしたリスクを未然に最小限にするという役割を担っています。

九里

青木君は海外の事業投資先も担当していますよね?

青木

よくご存じで(笑)メタルワンは、世界中に事業投資先を多数所有していますが、私はそうした事業投資先や拠点を、財務面からサポートしています。主に、現地での資金調達や為替変動に関して、営業担当や現地駐在員と連携し対応することが多く、加えて金融機関ともやりとりを行っています。

TALK THEME

成長のための
ベストな選択が
メタルワン

メタルワンに入社を決めた
ポイントはどんなところでしたか?

九里

メタルワンで働けば「かっこいいおっちゃん」になれると思ったからです。私の父もそうですが、自分の仕事に誇りを持ちながら、家族を守れる人になりたくて。誇れる仕事とは、社会に対して大きな影響力を与えること。それから、自分自身で事業を創り出すこと。そして最後に、高い志を持つ仲間と働くことだと思っています。鉄は世界経済にとって不可欠であり、商社は自らビジネスを生み出すチャンスに溢れています。メタルワンは常に高みを目指しており、その高い目標を共に目指す誇れる仲間が集まっていると感じ、一番魅力的でした。

青木

私は、最も成長環境が整っているのがメタルワンであると感じ入社しました。大学からアルティメットというスポーツを始めたのですが、その部活動は選手である自分たちが自ら考えて、目標を目指すという環境でした。それがとても面白くて。メタルワンにも、同じように社員が能動的に考え行動する風土/文化があり、成長できる雰囲気を感じました。先輩社員の熱意にも惹かれましたね。仕事は大変そうではありましたが、ここに飛び込んで一生懸命に取り組んでみたいと率直に感じたのです。

青木君と同じく、私も「成長できる環境」を重視していました。内定をいただいた会社のなかでも、社員はもちろん雰囲気からも一番成長できると感じました。また、メタルワンはグローバルに展開し、それを加速させようとしていますが、それでいて外国籍社員が少ないので、私だけの強みを発揮できると感じたことも入社の決め手の1つ。そして何より、鉄鋼業界トップの規模を誇る会社で「トップレベルの仕事」を経験したいと思って入社しました。

青木

李君はあえてハードな環境を選んだわけですね。厳しい選択だったと思いますが、迷いはありませんでしたか?

私は韓国の出身なので、19歳から2年間の兵役を経験しました。そこで「ハードな曲面に人はより成長する」ということを学びました。他の内定先の企業は、メタルワンと比べると雰囲気がまったりしていたり、私と同様に外国籍の社員もたくさんいたので、早く会社に馴染みやすい環境だったとは思います。しかし、物足りなさを感じるだろうと思い、より成長できる環境に身を置くことを決心しました。当時は、かなり迷いましたが、今となってはメタルワンを選んで本当によかったと思っています。結果的に今も日々成長を感じることができています。

九里

たしかに同年代の人と比べても、メタルワン社員の成長スピードは早いですよね。やっぱり、与えられる仕事の量と規模の違いだと思います。私も入社当時、こんな業務を新人でやってもいいのかというくらい早くから重要な仕事を任されることに驚きました。後は、入社1年目から出向を経験することができたのは意外でしたね(笑)
お客様に近い、所謂「現場感」を感じることができる仕事を最初に経験できたことは、今後のキャリアに於いて活きてくると思っています。

TALK THEME

壁を越えることで
成長を実感

仕事を通じてご自身の成長を
実感する部分はありますか?

青木

トレードファイナンスは、日々さまざまなイレギュラーなことが発生します。地政学リスクや社会情勢による代金回収ができなくなることや、送金が不可能になるなど、こうした壁があります。しかし、日々ぶつかるうちに、徐々に自分一人でも解決できるケースが増えてきました。また、トラブルが起きた後の対応だけでなく、トラブルを未然に防ぐための提案を営業に対してできるようになってきました。財務面の動きをチェックして、より良い方法を自ら考えて発信することが大切だと学びました。

私も青木君と同じように経験を積むうちにできることが増えて、当初より多くの業務を短時間で対応できるようになってきました。とはいえ、1年目は本当に苦労しましたね。日本語のハンデだけでなく、コロナ禍に入社したこともあって、コミュニケーションの壁を越えるのは容易ではありませんでした。お客様にメールを1本送るにも、「この日本語の表現は間違っていない?」と同期に確認したりして、ものすごく時間がかかっていました。振り返ると、ミスを恐れて慎重になり過ぎていたのかもですね(笑)

九里

李君は、自分の成長のためにハードな仕事を選んだとはいえ、想像以上に大変だったのでは。想像するだけで大変そうですね、、、

そうですね。当時は本当にしんどくて、自分の選択が間違っていたのかもと思ったりもしました。けれど、ここで辞めたら何も得られずに終わってしまう。逃げたくないですし、仕事をやり切って満足したいと思い直しました。そこで諦めずに努力した結果、今ではやりがいや幸せを感じながら仕事ができています。あの時に頑張れたのは、同期の支えがあったからこそですね。

九里

李君が諦めずにいてくれてよかったです!その話を聞いていても感じますが、社会人にとって一番重要なのは「立ち止まらない力」だと思います。どんな仕事でも壁にぶつかる時は必ずやってくる。その時に思考停止せずに、その壁をどう乗り越えるかを考え、とにかく動き続けることが大切です。私も入社2年目で高い壁にぶつかったのですが、頭を止めずにやり続けたら今では難なくこなせる仕事になりました。

青木

二人の気持ちはよく分かります。その時は辛くても、壁を越える度に成長を実感しますよね。決して楽ではありませんが、私は世界中とつながる仕事ができていることに喜びを感じます。私たちが扱う鉄鋼は、世界中の自動車や建築物、エネルギー分野など、日常のあらゆる場面を支えています。だからこそ、世の中で日々起きている出来事と密接に関連していて、ニュースで見る内容と、自分の業務がリンクしていることを感じた際には、面白さを実感しています。

青木君の言うとおり、鉄は私たちの生活に不可欠な存在であり世の中の動きに敏感でないといけない。メタルワンには「鉄鋼」という商材を「商社」としての機能を屈指し、すべての商流を俯瞰できる環境があります。単純に鉄を仕入れて売る、というだけでなく、部署によっては製造側に回ったり、お客様にあたるメーカーに近い仕事をしたり、さまざまな仕事がある。鉄をどう行き渡らせるか、世界地図を見ながら計画を立てられるのはメタルワンならではの醍醐味です。毎日が忙しく過ぎていきますが、ふとした時に、自分たちの仕事の重大さを感じて心が奮い立ちます。

九里

この仕事は人と人とのコミュニケーションがすべて。私は良くも悪くも素直な性格なので、初めは生意気と思われたかもしれませんが、愚直に目の前の仕事に向き合い続けるうちに、だんだんと相手から信頼を得られたことが何よりの喜びです。学生の頃は、社会人になったら世界を変えてやろうと思っていましたが、それは簡単にできることではないと知りました。まずは目の前の人たちを常に満足させ続けること。その人たちと一緒に自分も成長していけば、将来的には世界を変えるような仕事ができると確信しています。

TALK THEME

同期同士の関係を
支えに目指す未来

同期のみなさんや、
社内の人たちとはどんな関係ですか?

さきほども触れたとおり、新人時代に苦労していた頃は同期の存在に救われました。入社からおよそ3年間は会社の寮で生活していますが、同期も多く、よく一緒にごはんを食べたりお酒を飲んだり、辛い時も同期と会うことで笑顔になれました。単なる仕事仲間を超えて、一生の友ですね。

青木

同期とは入社前の内定者宿泊研修の段階から仲良くなれたので、安心して入社できました。私たちはコロナ禍の入社なので、研修はすべてオンラインという状況。それでもここまで同期と絆が深まったのは、内定者研修や寮での生活があったからだと思います。同期で集まるとワイワイと楽しい雰囲気ですが、それぞれの仕事には一生懸命。本当に頼りになるメンバーばかりなので、困った時にはまず同期に相談することも多いですね。

九里

海外経験が豊富だったり、スポーツ経験があったり、理系出身もいたり。同期にはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっていて、それぞれが自分なりの個性と武器を持っています。私たちの代は特に仲が良くて、休日に一緒に旅行や遊びに出かけることも。同期愛は強いと自負しています(笑)。

青木

仲が良いので盛り上がりすぎて、寮で先輩から「静かにしろ」と叱られたこともありましたね(笑)。先輩たちの代を見ていても仲が良さそうなので、伝統的に同期の絆が深いのかもしれません。職場の上司や先輩は、熱心に仕事を教えてくれる人が多く、私のためを思って、甘やかさずに指導してくれます。

歴史ある業界の中で、メタルワンはリーディングカンパニーとしてどうあるべきかを常に考え、変わろうと努力しています。そのためには、会社のトップだけに限らず、私たち若手が成長し、変えていきたいですね。商社とは形のないビジネスです。時代に合わせてどんどん変わっていくべきだと個人的には思いますし、海外出身の私から見れば、まだまだ挑戦のチャンスがあります。変化には大きな苦労が伴うと思いますが、その壁を越えた先にメタルワンの未来があるはずだと思います。

青木

その変化を支えていくためにも、私は財務経理の専門知識を身につけたプロフェッショナルを目指したいです。そして将来的には、メタルワンの事業投資先の経営にも関わってみたい。そんな夢を叶えるために、明日も目の前の仕事に真摯に向き合っていきます。

九里

鉄鋼業界には課題が山積みです。CO2の排出量削減やDXをはじめ、まだまだ変えなければいけないことがある。そこでメタルワンが旗振り役となって業界を変革できればと思います。その一環として、私もいつかは海外に渡って事業を作り上げたいです。メタルワンの環境をフル活用して成長すれば、いつかきっと目指す自分になれるはず。これからも同期のみんなと一緒に頑張っていきたいと思います!